これから求められるアパレルコンサルとは

アパレルコンサル

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この記事を読んでいる方はアパレルコンサルを検討している方や探している方が多いと思います。この記事ではアパレルコンサルの種類や具体的な仕事内容、会社にとって有益なコンサルタントの選び方についてご紹介していきます。

目次

アパレルコンサルとは

アパレルコンサルとは、アパレル・ファッションビジネスの企業に対してコンサルティングを行う会社です。アパレル・ファッションビジネスは川上〜川下で表現されることが多いです。川下とは生地や縫製メーカーなどファクトリー、川中とは商社や卸業などの業者、川上とは小売やセレクトショップなどを指します。

アパレルコンサルティングもそれに合わせて種類が出てきます。川下での自社工場の生産の課題であれば生産管理を得意とするコンサルティングが必要となり、川上で販売員教育が必要となれば教育関連が得意なコンサルティングが必要となります。

  • 川上〜 生産管理
    工場の効率化を最大化するため、ライン効率化や、工場の設計などを考え修正していく
  • 川中〜 資材調達
    海外、国内の資材を調達し、提携工場などとリレーションを組み価値向上を促す
  • 川上〜 ブランディング・集客・PR
    自社でブランド・ショップを作り売上を高めていくための業務

業務内容として多岐に渡り、必要な業務が得意なコンサルティングを選ぶ必要があります。

どんなコンサルがいるのか

業務内容がわかってきたところで、『具体的にどんなアパレルコンサルがいるのか』を見ていきたいと思います。アパレルコンサル選びの難しいところは、『業務内容の特殊性』があリます。ファッションのサイクルは半年が基準となります。また川上〜川下まで複数の事業者を跨ぐことになり、とてもリードタイムが長い商品になります。またプチプライスのような安い商品でない場合は、非日常品に当たるため『付加価値』が求められます。付加価値は、素材や資材の価値、ブランディングの価値、販売の価値、、、など多様に存在します。ここでは付加価値を生むためのコンサルに絞って内容を見ていきます。

付加価値を生むための専門性

十数年前までは、『効率化』や『リレーション』の内容がコンサルティングとして価値がありました。WEBやSNSが発展した現在では、それだけでは付加価値が作れなくなってきています。加えてアパレルの成熟性もこの流れを後押ししています。嗜好品となった衣料品は、『顧客にとった価値がある付加価値』を見出さないと売れなくなっています。

  • マーケティング

コロナを経てWEBが大きく開放された現在では、自ら集客するためのWEBマーケティングの手法が専門性の1つの重要な要素になっています。SEO対策、オウンドメディア作成や運用、リスティングやフェイスブック広告など、集客するためのさまざまな手法を使い分ける必要があります。クリエイティブがいかにカッコ良くても、モノづくりがいかにすばらしくても、適切な集客ができないと売れない時代になってきています。経済産業省でも今後デジタル人材の育成に力を入れていくとなっています

令和5年度地域デジタル人材育成・確保推進事業(デジタル人材育成における地域ハブ機能実証事業)に係る委託先の公募(企画競争)について

https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2023/k230210004.html

またマーケティングでは、『顧客理解』も重要です。ただ集客するのではなく、『どんな顧客に刺さるか』を考えて設計した上で集客ができることが重要となります。ペルソナを作成し、顧客が求める情報を提供していくことが必要になります。

  • ブランディング

写真や動画などのデジタル上でのクリエイティブの精度向上は必須になってきました。それはWEBサイト、SNSからブランドのスタッフ個人まで幅広い領域で重要となっています。どこか1つだけがカッコ良くてもダメで、どこか1つだけ飛び抜けているだけでもダメなのです。全体の統一感の中で『顧客にとってかっこいいこと』が重要になってきています。

またこの流れは、リアルとWEBを跨いでも重要です。WEBだけカッコよければいいのではなく、リアルでもかっこいいことが求められ始めました。『リアルでもWEBでもかっこいい』。これが今後の流れになってくると考えられます。

単発でかっこいいクリエイティブを作ることはお金をかければ簡単にできます。また自分の好きなことを発信するだけならそれも簡単です。 『顧客理解を深めた上でかっこいいクリエイティブを継続して行うこと』が今後のブランディングにとって重要なことになります。

マーチャンダイジング

前述したアパレルの特集性にもつながりますが、とても専門的な仕事が多々存在します。 例えばこちらの記事で書いている52週MDについてなどです。お客様が求める商品を欲しい時に提供する、『マーチャンダイジング』という手法を、アパレルのシーズン単位=52週 に落とし込んだものです。

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その他には、PL(プライスライン)やシーズン単位のMDバランス在庫回転率など特殊なロジックが存在しており、アパレルが専門でないコンサルティング会社では請け負えない内容になります。

  • 経営

経営全般、「ヒト・カネ」の視点から収益を上げていくことができることが求めれる内容です。例えば ヒト(組織設計、教育、人事評価制度)、カネ(BS・PL・CF視点での財務戦略、銀行取引戦略、原価管理)の管理がそれにあたります

株式会社 事業リノベーション

https://www.biz-renova.com/
  • 業界に特化した知見

「アパレルビジネス」業界の市場環境や、業界的課題について研究し、今後の「アパレルビジネス」の方向性やトレンドを的確に伝えてくれるコンサルタントです。トレンドセミナーや、市場調査などをしてくれる会社がそれにあたります。

KURIYAMA R AND D

https://www.r-and-d.biz/

料金体系

アパレルコンサルの料金体系は多岐にわたります。中小企業を専門とする会社では1ヶ月20万-50万の会社が多く、大手では100万をこえる費用がかかっています。

アパレルコンサルは最低でも『シーズン〜年間』の単位で見ていかないと効果性が測りにくいものになります。そのため1ヶ月の短歌に6~12ヶ月分をかけた金額が費用となってくることが多いようです。

これから求められるアパレルコンサルトとは

『付加価値を生むための専門性』のついてアパレルコンサルの種類を見てきました。各企業様にとって求めているニーズは異なるため、必要なコンサルタントを選び活用してくことが重要だと考えます。

その中で、今後求められるのは、『量と質』を兼ね備え、リアルとECの垣根を超えたコンサルティングだと考えられます。ただ効率的に広告で集客することは量を追いかけることになります。WEBサイトのクリエイティブを強化することやサイトのUIをリッチにすることも質の向上にはなりますが、これからの時代では何かが足りません。

マーケティングで顧客に対して適切に集客し、そのために質の高いクリエイティブを作成する。また土台となるマーチャンダイジングがしっかりしており、効果を発揮している。ECだけでなくリアルでも存在感を発揮している。

これが今後求められるブランドであり、それを提供することができるコンサルタントが求められると考えます。

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Weeel.incはマーケティングとマーチャンダイジングを得意とする、現場に深く入りたがる ”中小企業・ファッションビジネス専門のコンサルティング会社です。 百貨店でのバイヤー経験、ECブランドでの事業部長経験を活かし、オンライン・オフラインの事業戦略を提案します。

”リアル店舗とオンラインのどちらの戦略構築も必要”
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