Instagram分析で必要な分析・運用方法について徹底解説。

Instagram

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今回はビジネスに欠かせないマーケティングの基礎である『SNS運用』についてご紹介します。

目次

SNSって何?どんな種類があるの?

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とは利用者同士が交流できる会員制サービスのことです。日本では約8000万人(2020年)が利用しており、全人口の80%が使用している計算になります。
Instagram、Twitter、youtube、、、などさまざまなサービスがあり今後も利用者が拡大していくと考えられます。 生活者がSNSを利用する理由としては、以下のようなインサイトがあるようです。

SNSの利用目的は「知人の近況を知りたい」が43%、
「人とつながっていたい」が33%

2020年度 SNS利用動向に関する調査 ICT総研

まさしく”繋がり”を軸としたサービスであり、そのつながりがビジネスになっているのでしょう。代表的なSNSには以下のようなサービスが存在します。

Instagram

投稿に画像もしくは動画(クリエイティブ)が必須なSNSです。日本での利用者は3000万人、世界では10億人が使用しているメディアです。
24時間で消えてしまう『ストーリーズ』やフォロワー向けの『インスタライブ』、『リール』など様々な機能を持っています。

視聴者とインタラクティブなコミュニケーションが取れる『インスタライブ』は最も特徴的な機能と言えます。別のアプリや配信機材などは必要なく、インスタグラムのアカウントとスマホ1台で手軽に利用でき、コストをかけることなく顧客とコミュニケーションが取れるツールです。

利用者の拡大に伴い、拡散性が乏しくなってきていることや、アルゴリズムの変更が頻繁に行われるため”ハック”することがとても難しいメディアです。またハックできたとしても、それが目指したブランドの世界だったのか?という疑問が残ってしまう可能性があります。

youtube

YouTube(ユーチューブ)は、Googleが提供するネット上の動画共有サービス。You=あなたTube=ブラウン管(テレビ)が名前の由来です。無料で視聴することができ、コンテンツを貯めていくことができる『ストック型』のツールとして活用されています。

カメラ機材と編集ソフトが必要なため一定のコストがかかりますが、現在では1本5000円〜から編集を受けてくれるクリエイターもおり、参入障壁が下がってきています。

ファッション業界では、『ユニクロ購入品』『look book』のようなレビューやスタイリングの参考動画が活性化しています。

twitter

ツイッターは、投稿数が圧倒的に多いことと、youtubeやnoteなど他メディアとの連動が強いSNSです。アプリから気軽に投稿でき、リアルタイムの情報が発信されていきます。その気軽なスタイルから、日常の小さな不満や「あったらいいな」といった消費者のちょっとしたニーズなど顧客の生の声を集めることができます。

また”リアルタイム性”を活かし、ストック型のメディアであるyoutubeやnoteと連動し『コンテンツ化』することも得意とします。お笑い芸人のさらば青春の光さんなどはこの辺りを非常にうまく活用しています。

キーワードで検索すれば、自社製品・サービスのユーザーだけでなく、幅広い層の生活者の声を収集できることも大きなメリットです。Instagramとは異なり、文章内のキーワードも全て検索対象なので、キーワード検索で多くの情報にリーチが可能です。

そのほかの注意点としては、広告系のツイートが多く、必要に応じてデータの精査、絞り込みが必要なこと、ヤフーやグーグルから検索した場合、全データの10%しか抽出されないといったことが挙げられます。

なぜInstagramが注目されるのか

みんながやっているから、流行っているから、、、といった理由でSNSが注目されているわけではなく、『スピーディなPDCAを実現し、商品を売るため』である。

Instagramの機能的側面

インスタグラムには『インスタグラムショップ』という機能がある。インスタグラムとフェスブック内にショップを開設し購買できる仕組みである。日本では決済まではまだできないが、インスタグラム内で購買している体験が実現されている。投稿を見て購買、インスタライブをみて購買、再販告知をみて購買、、、といったような設計がされている。また顧客が履いている自社商品をインスタグラム内にタグ付することもでき、UGCを活用した商品販売もできる。

左:UGC 右:自社コンテンツ ※参照 foremos marco

現場レベルでのスピーディなPDCA

SNSを自社で運用することで、『マーケティングの3C』を自然と実施することになる。特に販売につながる『現場のメンバー』が、顧客、自社、競合を分析しPDCAサイクルを回していくことになる。

SNS上の顧客の声は、脚色されていない生活者の本音である。生活者の細分化されたニーズの中で、今最もヒットしているものや場所は何かを教えてくれる。競合他社のInstagramはどのくらいの頻度で更新されているか、どのくらいのライブを行なっているか、どんなMDを提案しているか、、、が即座にわかる。競合と比較した際、自社の立ち位置やあるべき姿がわかる。また3ヶ月、半年、1年とみていくと、自社の成長過程や今後の進むべき方向性も見えてくる。Instagramを現場のメンバーが運用していくことで、商品販売に繋がっていく。

また実際多くの生活者がインスタグラムで購買体験をしているという事実も存在している。

Instagramきっかけで「購入したことあり」は38.0%

https://netshop.impress.co.jp/node/9383

なぜソーシャルメディアは自社運営した方がいいのか

第一のポイントは前述の通り、『自社の強みや弱み、市場の機械や脅威を現場にメンバーが肌で感じられる』からです。正解が見えなくても、糸口は必ず現場に落ちています。特に生活者と寄り添うファッションビジネスにおいて、生活者の日々の情報はとても重要です。
正解への糸口を他社に渡すことは、ビジネスセンスを疑われます。

その他のポイントとしては、中小企業ではシステム導入の費用対効果が合わないことや、アルゴリズム更新が早すぎてシステム自体が追いつかないことなどが挙げられます。

私も運用者として複数のシステムを活用してきましたが、クリティカルに成果が出せたものはありませんでした。運用工数を下げて効率化するという面では効果はありますが、それは大規模な運用が必要な場合に限ります。(運用者が100人レベルでいる)

自社運用に必要なものは何か

生活者の声

インスタグラムが売れることと、自社運営の必要性が理解できたところで、『どうやって?』についてお話しします。

生活者目線の人材

まず必要なのは生活者目線≒マーケットインであることです。これは私の経験上、『簡単じゃん!』という人と、『無理、、、』という2パターンがくっきり分かれてきます。前者の人材がいるチームであればそのメンバーを登用すればOKです。後者の場合は育てていくことが必要ですが、ここは大きな問題になりません。 『生活者』と言っている通り、ファッションビジネスは生活に密接しています。考え方を少し変えたり訓練すれば、誰でもマーケットインの思考をすることができます。

”定量情報”をもとに生活者の声をすくい取る”仕組み”

2つ目の定量情報と仕組み化が多くのブランドにとってハードルになっています。インスタグラムは”可愛い” ”映えている”から始まったため、定量がなくても売れていた時代が存在しました。ただこの1年ほどで大きく潮目が変わってきています。映えよりも”悩み解決”などわかりやすいニーズが求められるようになっています。

参照 foremos marco

どうやったら保存がつくか、どうやったらプロフィールアクセスが多くなるか、どうやったら商品ページ閲覧数が増えるか、、、というようにコンテンツ&クリエイティブ作成、その成果としてのアナリティクス計数をみて、PDCAを回していく必要性が高くなってきています。

弊社で運用しているInstagram週別反省シートの抜粋です。『アカウント』『機能別』『個別投稿』と振り返りのレイヤーを落としていきPDCAを回していきます。

まずは無料相談から

Weeelでは販売促進に必要なInstagramの運用も専門的に実施しています。私たちのゴールは、クライアント様が自分達で再現性を高めていくことです。

ぜひ気になる方はお問い合わせください。3回のMTGは無料で実施しており、クライアント様の状態をチェックしてからの契約となるため、お気軽にお試しいただけます。

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